Zwangsvollstreckung

執行とか、本とか、出来事とか。

不法投棄4

 

これまで3回。

不法投棄について書いてきた。

 

僕の家から駅に向かうまでの間。

いつもの通勤経路に置かれている布団や電子レンジ。

やがて、いろいろなものが置かれ、そこは明らかに「ゴミを捨てても良い場所」という認識になっていた。

「心無い人の不法投棄!」という訴求がなされているにもかかわらずだ。

 

はじめて不法投棄を見つけたのは3月の終わりだったか。

あれから5ヶ月がたった。

 

 

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気がつけば、不法投棄のゴミは片付けられていた。

きっと管理している人が捨てたのだろうか。

 

昔、執行業者をやっていたとき、不法投棄の案件もいくつか請けた。前も話した通りだ。

いろんなものを捨てる奴がいたが、実は不法投棄の案件は、キャンセルが入る確率もそれなりに高い。

 

というのは、意外と足がつくからだ。

ただ、マンションの敷地内の不法投棄だからというのは大きいが。

 

今回のはもうしばらく置いてあったから、きっと見つかっていないのだろう。

それでも、いつまでもゴミを置いておくわけにもいかない。

だから、誰かが捨てなければならない。

そうしないと、不法投棄は増えゆくばかりだから。

 

そんな、やるせなさが、あてもなく。

 

 

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代わって、道にはこんなものが置かれていた。

 

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これは不法投棄ではない(当たり前)

 

行き場のない怒りも、きゅうりとかなすびに乗って、どこかへ旅立てばいいのさ。