Zwangsvollstreckung

執行とか、本とか、出来事とか。

Teach Pokémon to understand the power that's inside

 

実はアメリカに住んでいたことがある。

 

小学1年から3年の終わりまで。

今から、18年くらい前…になるのかな?

 

小学3年に上がるころだと思うが、アメリカでもポケモンのアニメが放送された。

ピカチュウ!キミに決めた!」が、放送された。

 

たとえ火の中水の中…

それが聞けるものと思っていた。

 

もともとポケモンって、僕の印象だと特に明確な目的がなく、「10歳になったからとりあえず旅立ちの時だ」的な話でゲームを進めていくものだと思っていた。

マサラタウンの主人公の家で、テレビを調べると『スタンド・バイ・ミー』のワンシーンが描写される。旅立ちを暗示しているかのように。

しかし、旅立つ目的も理由もわからない。お父さんがバラモスに殺されたわけでもない(そして実は生きてた、ということもない)。とりあえず、母親から「そうよねー男の子だもんね。いつか旅立つわよね」的なことを言われる。アテもなく。

そしてとりあえず、母親の言うことを聞いて草むらに入るといきなり呼び止められる。「おーい!待て!待つんじゃあ!」そうだね。草むらは危ない。マダニとかいるかもしれないしね。

そうやってポケモンをもらって、わけもわからずいけしゃあしゃあと出てくるライバルを倒し、その後の目的も示されないまま、隣のトキワシティにいって、酔っ払いが通せんぼしているから仕方なく傷薬でも酔っ払いにつけてやろうとしたら、フレンドリィショップの店員に問答無用でパシられる。

オーキド博士にこのおとどけものを、とどけておくれよ」と。

そうやってマサラタウンに戻ったら、おもむろにポケモン図鑑を渡され、「完成させろ」と言われる。ここではじめて、旅立つ理由ができる。

で、ジムリーダーを倒し周り、唐突に四天王に勝負を挑みにいく。このあたり、図鑑とは関係があるのだろうか。それはよくわからない。

 

と、強い目的意識はなく、そこにあるのは、アドベンチャー的なワクワク感だけだったりする。

理由があって、目的があって旅立つのではない。旅立ってから、理由と目的を見つけるのだ。

これが僕の思っているポケモン観。

 

話を戻して、めざせ、ポケモンマスター!は、そのアドベンチャー感をよく表していると思う。

 

で、アメリカのPokémon。

火の中水の中…はどうなるのだろう。

異国のアドベンチャー。胸はドキドキする。さあ、どんなオープニングで、アドベンチャーが始まるのだろう!

 

Pokémon gotta catch them all

It's you and me

I know it's my destiny 

Pokémon, oh, you're my best friend

In a world we must defend

 

 

………

 

 

そこで歌われたのは、ポケモン的世界観のアドベンチャーではなく、ポケモン的世界観に生きる少年の野望だった。

 

 ポケモン!全部捕まえてやるぜ!

 

乱獲かな?(すっとぼけ)

しかも運命づけられているとのこと。

発想がアメリカ的だしロケット団的である。

 Ashくん(アメリカのサトシ)!正気に戻ろう!

 

 You teach me and I'll teach you Pokémon!

 

一体何を教えると言うんだ…。

でも教え合うのはいい関係だね!

 

Pokémon gotta catch'em all

 Yeahhhhhhh

 

やっぱり乱獲の歌だった。

イェーまで言っちゃったよ。コイツ

 

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いつもいつでもうまくいくなんて

保証はどこにもないけど(そりゃそうじゃ) 

 

いつでもいつも本気で生きている

コイツたちがいる